■ ID | 347 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 最終処分場における硫化水素対策−含鉄土壌による覆土− |
■ 著者 | 小野雄策
埼玉県環境科学国際センター 康躍恵 埼玉県環境科学国際センター 高橋清文 埼玉県環境科学国際センター 河村清史 埼玉県環境科学国際センター 松山道太 日本工業大学工学部 白石継生 日本工業大学工学部 佐藤茂夫 日本工業大学工学部 |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第13回廃棄物学会研究発表会、平成14年11月28日 |
■ 抄録・要旨 | 建設混合廃棄物や廃石膏ボード類には多量の有機物が含まれており、これらを不適正に埋立処分すると多量の硫化水素ガスなどが発生する。これらを防止する技術として、安価で取り扱い易い火山灰土壌などを硫化物が流出してくる所に覆土して、金属硫化物を形成させて捕捉安定化する方法を検討した。硫化物イオンはpHによりその形態が変化し、かつ土壌と硫化物の反応も土壌中に多く含まれる金属種である酸化鉄・水酸化鉄あるいは炭酸鉄などの遊離酸化鉄により反応メカニズムが異なるものと考えられる。
特に、今回の予備実験では阿蘇土壌のような強酸性の火山灰土壌が大きな硫化物捕捉能力を有していることが判明した。また、土壌は単純な試薬類と異なり、還元状態下で硫化物の生成に伴って土壌中の鉄化合物が長期に渡って溶解し硫化物と反応する可能性が高いなど、土壌のもつ機能を十分に活用できる可能性が高いことが判明した。 |
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